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工事監理

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がんこ者の私にとっての工事監理とは

   計画的で、上質な施工管理が行われている事を、「施工者の自主管理記録」、「立会検査」等によって確認することです。

              ( * 施工管理には、安全管理・工程管理・品質管理・原価管理が含まれています)

 

  ただし、大問題があります。「設計が(または設計図が)完全無欠とは限らない」のです。

                   (「設計品質を」、「設計意図を」完璧に表記出来ているとは限らないのです。)

       また、数多くの工事関係者の方々は貴重な知識と経験をお持ちです、時に有意義な場合は、謙虚に受け入れます。

       「建物にとって、総合的により良い結果」 をもたらすのであれば、当然だと考えています。

       この姿勢は、設計が完了しているといえども 非常に重要だと考えていますが、基準法改正以降は 困難が伴います。

 

 工事監理には(当然ながら施工管理にも)、「知らなかった」ではすまされない重要な確認事項がたくさんあります。 

    竣工後の「クレーム」のほとんどは、設計段階でのまたは施工段階での「知らなかった」につながります。

 

 私が作成する設計図には、最初に以下の事項を記載しています。 何年も前から!

   ● 各工事に際して、「施工計画書」及び「施工図」を提出し、工事監理者の承認を得ること。

   ● 構造関係材料及び各種試験成績書・検査報告書等、図書の優先順位に従って自主管理記録を作成し、提出した上で監理者の検査・確認

           を受ける事。 また第三者機関による検査・試験費用は工事費に含む。

   ● 材料特性等やディティール等によるクレーム発生防止・改善策が有る場合は事前に提案してください。

   ● 不具合が発生した場合は、「発生状況」、「原因究明」、「処置方法」、「再発防止」、「品質保証」について、施工者としての責任を明記した

           報告書を提出してください。

   ● 設計図において「食い違い」、「不明箇所」等が有る場合は、質疑応答で解決後に施工してください。

 

 その理由として

  同じ事を繰り返していますが

   建築工事の関係者全員から、事前に幅広く意見(知識)を提供して頂き、謙虚に受けてとめ、自分の無知を補いたいと考えています。 

    (自分でも深く考えて設計し作図するのですが、他の関係者の意見の方が建物にとってベターな場合があります)

   計画的に工事を行うことを要求し、設計内容に対する「知らなかった」を無くし、段階毎の確認を行う事で工事内容に対する「知らなかった」を

      無くします。 そしてそれらの記録(5W1Hを明記)を作成し保管します。

    記録の作成については、施工者に押しつけるのではなく、施工者・監理者・設計者それぞれの責任区分に応じて合理的に分担します。

   施工段階でしばしば不具合(施工誤差とも言う)が発生しますが、そのほとんどが施工者の責任によるため、施工者からはその責任に見合った

      報告書を提出して頂きます。 もちろんその内容については真剣にチェックします。

 

 立会検査については別のページに書き込みます。

 

 工事中の試験・検査報告書については設計図に下表のように 明記しています。

 

施工誤差の許容値

 (1) 鉄筋加工寸法の許容差

     「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説」に基づいて監理します。

     

 

 (2) 配筋の精度

      

            

作成途中です。

 

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