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仮設構造検討

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仮設構造検討

例1)  バルコニー手摺り(RC)に跳ね出し足場を設置する

     大規模の足場ならば、手摺りの強度が不足します。

 

   でも現場はどうにかして実現したい。

W=900の建枠迄なら既製品のブラケット(リース品)で支持出来る

既製品のブラケットは軽いので設置・解体が簡単

リースなので安くて、早く入手出来る

 

バルコニーの下方の建物本体から跳ね出してはどうか

跳ね出し長さが、「バルコニーの出」+「作業用の隙間」+「枠組みのW」となる

既製品では存在しないため、アングル等で製作する事になる

製作費用が高額で製作期間が必要、でも次現場での再利用は不可能に近い

重いので設置・解体に揚重機が必要

足場を跳ね出す部位なので揚重機が設置出来ない、または届かない

 

結論として、バルコニーを補強してでも手摺りから跳ね出したい。

 

下図のように、バルコニー手摺りに生じる「曲げM」が極少になる補強を行う

・現場から検討用の資料を入手します

現場から足場の計画図を入手し、それに基づいて足場の重量を算出する

平面図:枠組み足場の割付寸法が建物本体の通心から追い出せる事

断面図:バルコニーとの高低差、全段数、各段の付属物等を明記している事

設置階の躯体図、設計図の部材リスト(片持ちスラブ、手摺り壁)の他に

片持ちスラブの仕上げ材料と厚さが必要です。

入手した計画図の精度が高ければ高いほど実際の荷重が正しく集計できます。

また、計画図が雑であれば検討用の荷重は大きく割り増す事になります。

 

・検討期間

資料入手後、現場担当者と打合せを行った後に、構造検討を開始します。

現場の方針が詳細まで決定していれば、打合せを含めて約3日で完了です。

 

・検討費用

1タイプの構造検討が10万円です。

2タイプ目からは計画内容の違いに応じて決定します。

 

・変更について

構造検討開始後の変更には、追加の検討期間と費用が必要です。

現場で十分に計画していれば、変更は発生しないはずです。

 

・検討内容

各部材をモデル化した上で、剛性マトリックス法による応力解析を行います。

応力解析結果を用いて各部材の断面算定を行います。

ブラケット各部材、ターンバックルレース、アンカーボルト、ベースプレート

手摺り壁、片持ちスラブについて行います

 

例2)タワークレーン基礎

    タワークレーンの台座形状に合わせて、「H鋼杭」を4本打設し、それを基礎とする方法。

 

         タワークレーン基礎 計算例

 

 

 

 

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